現役銀行員のひとり語り

地方出身 都内勤務 アラサー♂ 既婚 法人営業

現役銀行員がオススメする金融機関の使い方【創業間もない法人の場合】

【預金①】地場の有力信金

【預金②】取引先に合わせたメガバンク、地銀

【借入】日本政策金融公庫

 

これに尽きると考えています。

 

地場の信金は対応のきめ細やかさ、機動力が圧倒的に違います。

私は預金②に当てはまる銀行に勤めていますが、

正直日常的な取引については太刀打ちできません。

集金業務や小まめな訪問が銀行では真似できません。

一部地銀も場合によってはウエットな対応をしていますが、

それでも信金には敵いません。

 

借入の審査目線もぶっちゃけ緩いです。

主観ですが。。今金融庁が叫んでいる、

「事業性評価」に熱心であるとの見方もできると思います。

 

将来的な借入も見据え、信金でメイン口座を作成するのが一番良いです。

預金だけでも取引実績が長いと審査が有利になります。

 

一方で、地場を中心に取引している分には信金だけで問題ないですが、

どうしても取引先が全国にあり振込先の口座がほとんど他の金融機関だ、

となると振込手数料もバカにならないので、

②の口座を作っておくのも良いと思います。

 

創業間もない頃の借入は、銀行より公庫のほうがハードルが圧倒的に低いです。

そういった企業に融資することを使命としている機関ですし、

担当者も銀行員より優秀な方が多いので、

事業計画書を指導通り作成できればスムーズに借入ができると思います。